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計測の目的は、いろいろあると思います。
ここでは、一般的な設備について、計測でどのようなことがわかるか、どのようなときに計測が重要であるのか、事例を紹介しながら説明させていただきます。
真剣に省エネに対して取り組みたいと思われるのであれば、一度お問い合わせください。
【空圧機器】
ほとんどの工場にあると思います。計測によりコンプレッサーなど、空圧機器を測定することで、いろいろなことがわかります。
無駄なエネルギーを浪費したくない、より適切な設備形成について検討したい方は是非ご覧ください。
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吐出圧力は低いほうが消費電力は少なくて済無ことはご存知ですか。
ではコンプレッサーの吐出圧力は何MPaGまで下げることができるのでしょう。
コンプレッサー出口、機器入口など、同時に複数個所の圧力測定をすることで、御社の空圧設備の強み、弱みがわかります。
コンプレッサーの適正容量、配置場所、シミュレーション結果を基にした空圧配管網の改善等、現状設備の課題等です。
また、今後の設備増強時の参考にもなります。
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コンプレッサーのコンディションを把握するためにも基本的な計測です、
短時間の計測では吐出圧力を下げたときの省エネ効果の想定、長時間の計測では使用空気量の把握が可能となります。
また、毎年計測することでコンプレッサーの異常傾向を把握することもできます。
空気圧力の計測と同時に実施すると、「一粒で二度おいしい」結果を得ることができますよ。
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業種にもよりますが、工場の消費電力の内、コンプレッサーが占める割合は10〜30%と言われています。 また、コンプレッサーが作る空気の10%程度が漏れているともいわれます。漏れ箇所修理は永遠のテーマですね。
「シュー」という音を確認したら、漏れ量を確認し、早めに修理しましょう。
TESとやまでは、「超音波カメラ」を使用して、空気漏れの場所と量を特定します。 |
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コンプレッサー等の機器をサーモグラフィーで撮影することで、電動機やフィルターなど機械的故障の前兆をつかむことができます。
温度分布を可視化することは設備異常の発見には非常に有効な手法です。
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【空調】
いろいろな場所で幅広く設置されています。
測定項目は空調の目的が設備なのか人なのかで大きく違ってきます。
ここでは、基本的な計測についてご紹介します。
(チラーも同様とお考えください。)
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人のための空調の目的は何でしょうか。
そうです。人が健康な環境で効率よく働くためです。単に温度だけで良いわけではなく湿度、風速などが密接にかかわっていきます。
空間、場所ごとの温湿度、不快指数、空気の循環など、空間内の空気の質を測定することで、無駄な部分や改善点が見つかります。
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フィルターの汚れや詰まりは増エネになります。なぜ?
フィルターが詰まる → 吹き出し風量が減少する → 部屋が暑く(寒く)なる
→ 設定温度を低く(高く)する → 更に低い(高い)空気を出そうと室外機が頑張る
こんな流れです。
まず、正常な風速値をつかみましょう。そして、その値と比較して少なくなれば、フィルター清掃のサインです。
省エネになりますし、職場環境が良くなりますので、まさに一石二鳥ですね。
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冷温水発生装置やチラーは、送り出し及びリターン温度の管理が重要になります。
設計値との比較、季節ごとの温度などを把握することで、意外と大きな省エネ効果が期待できる場合もあります。
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多くの方が想像する空調機は、ファンのついている室外機がある、俗にいう「エアコン」だと思います。
しかし、そのほかにも「セントラル方式」や「水冷」等、いろいろな機器によって構成される方式もあります。
特に、クーリングタワーを持つ「水冷式」、冷温水を循環させ冷暖房する「セントラル方式」は、エコ・レギュレーションの対象となります。
冷却ファン、循環ポンプ等、補機類の電力計測をすることで、大きな省エネ効果を得ることができる可能性は高いと思います。
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【燃焼機器】
ここでは幅広く燃焼機器としてくくらせていただきました。定義としては「バーナー」を設置した機器で、蒸気・温水ボイラー、給湯機、加熱炉等を対象としています。
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排気ガスに含まれる酸素や一酸化炭素はバーナー等の燃焼状態、温度は排ガス熱回収設備の機能を教えてくれます。
いずれの値も効率よく安全に燃焼しているかを示す重要な項目です。
火器類ですので調整は業者さんに任せましょう。失敗すると不完全燃焼となることもあります。
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断熱材などの脱落、過熱個所の有無を確認するために、サーモカメラや接触温度計などで本体や付属機器等の表面温度を計測します。
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【蒸気系統】
蒸気ボイラーを使用して作成した蒸気の計測項目です。蒸気の持つ熱エネルギーに対する省エネと、蒸気の質向上による副次的な省エネ効果が期待できます。
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代表的なものは蒸気配管です。保温材の脱落・劣化などでエネルギーの無駄がないかを確認します。
温度測定は熱交換器やスチームトラップ等の良否判断にも活用できます。
サーモカメラで全体を、接触温度計で真の温度を個別に計測することで効率的かつ確実に温度を把握することができます。
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生産機器の昇温時間、スチームトラップのドレン排出量や排出間隔等、全ての機器には適正な動作時間があります。
でも、意外と忘れがち、管理されていない現場が多いようです。
空気の混入やドレン排出がうまくいかないと昇温時間が長くなったり、スチームトラップの故障があるとドレン排出時間が長くなったり、排出間隔が変わったり。
日ごろから時間を確認しておくことは大切ですね。
私たちは温度と時間を測定し、総合的に判断させていただきます。
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【効率測定】
各機器の効率は一番気になる値ですね。
今まで挙げた事項などを組み合わせて計測することで、機器のシステム効率を計測します。
単体での値はもちろん、システム構成部の値を把握することで、システムとしての効率を上げる。まさに「エコ・レギュレーション」です。
ほぼ全ての機器が対象となります。
【劣化傾向の把握】
機械である以上、使用時間とともに性能は劣化してきます。
1年、または数年ごとに電力、温度、流量等を定期的に測定することで、機械の劣化傾向を把握することができます。
必要によってはメーカーに提出、相談することによって使用方法のアドバイスや予防保全、機器更新の判断材料にもなります。
お手持ちの計器でよいので、一度考えてみてください。
電動機の場合、負荷状況によって力率が変わりますので、電力計で測定されることをお勧めします。
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